(その2)では、税関HPの「関税率表解説・分類例規」を使って、実践的な調べ方をガイドします。
今回の事例:プラスチックのネジを中国から輸入します。
今回の貨物は「プラスチックのネジ」のため、”ネジ”と”プラスチック” という側面から、HSコードを検討してください。
「関税率表解説」から、”ネジ”、”プラスチック”など一般的な品名を見つけることができたら、ほぼゴールです。
はじめに、(その1)のガイドの手順で、「関税率表解説・分類例規」のページを表示してください。
下記のページが表示されるので、見出しを眺めてみてください。
動物
動物
肉及び食用のくず肉
魚ならびに・・・
と続いています。
”ネジ” か ”プラスチック” のワードがあるか、探してみましょう。
さらに表示している画面をスクロールをすると・・・
探してみると、
第7部
第39類 プラスチック及びその製品
が見つかりました。(ネジという品名とプラスチックという材質の両面で探しました。)
ここで、赤で囲んでいる、青〇 をクリックしてください。
クリックをすると、以下のページが表示されます。
表示されたページから、赤丸で表示しているように、”ねじ” というキーワードを見つけることができました。
関税率表解説では、はじめに各号のHSコードが箇条書きされており、その後に説明文があります。
たいていの場合、複数のHSコードがあるので、1番当てはまるものを選んでください。
今回は、3926.10事務用品ではなく、3926.20衣類でもないですし、3926.40装飾品も違います。3926.30取付具は各HSコードの説明文から 家具用又は車体用 とあるため、ネジではないと類推できます。したがって、3926.10~40には該当しませんが、3926には該当するので、3926.90その他のものが当てはまります。
このことにより、プラスチックのネジは、HS 3926.90になります。
関連記事:税関HPでの統計品目分類(HSコード)の調べ方をガイドします! (その1)